窯場の畑の準備
冬に一度耕運機で、起こしておいた土に肥料を撒いて畝を立てました。冬の雑草が生えているところは、ニンニクが2種類植えてあります。暖かくなるころニンニクの芽が楽しみです。
小さな菜園ですが葉物を中心に自家用分を作っています、しかし、山の動物たちの取り分のほうが多いかもしれません。
圃場整備で瓦礫を集めた土地で最後に田土を入れただけなので土が薄く、2年に一度牛糞堆肥を2トンづつ入れてきましたので最近は、カリとリン酸を足してやるだけで結構できるようになってきました。
煙道をミニキルンにの続きです
ブロアで埃を飛ばして空焼きです。
温度計が2本付けてありますから、前後の温度差を見ながら焼きました。
温度計が逆光気味でよく見えていませんが!
焚き始めは前後で50℃位の差でしたが2時間半焼いて火前が666℃火裏が約570℃で約100℃の差がありました。
燃えているのはフィンランドパインの廃材で上に燃え上がらずに炎が横に引っぱられています。
この燃え方はロケットストーブを御存じの方は分かると思いますが,少量の燃料で高温が得られます。
実際の焼成では、上から炭を入れたり小割の薪を放りこんだりと工夫します。温度が上がりにくい時はオガライトを使うのも予定しています。
壁がレンガ半丁分しかありませんので、断熱レンガを積み上げた方が良さそうです。
角窯の煙道をミニキルンにしてみました
使っていない角窯の煙道を使ってミニキルンを構成してみました。
角窯の煙道の上部をめくり,つなぎ目を耐火煉瓦で埋めました。
つなぎ目の部分に焚き口を付けて燃焼実験です。
保温に載せてあった耐火断熱レンガは水分を吸っていますので乾かす目的もあります。
最初は煙が引きませんが、1時間もかからず煙突効果で炎が横に流れるようになりました。
ロケットストーブの大きい装置といえます。
今度、横に温度計を差し込む穴を開けて温度を上げて見ます。
予想としては、急激に温度が上がるのを抑えるのが難しいと思いますが、煙突に煙突の引きを抑える穴(ガバナー)と蓋(ドラフト)が付いていますので少しは調節できるはずです。
煙道部分では茶碗が10個くらいがせいぜいで、工夫して入れれば、そこそこ入ると思います。
実際使うには蓋を長いレンガにして、保温レンガを並べて厚みを増したほうが多分良い結果が得られそうです。
大きなものは焼けませんが、回数を増やして焼きたいと思っています。
私の板皿の作りかた
あくまでも私の板皿の作り方を紹介します。
板皿には収縮率の少ない粘土を選ぶのはもちろんですが、
シャモット(耐火物を粉にしたもの)や砂を混ぜることで割れにくくはなります。
私のたたら板は近くの木工所でもらってきたベニヤ板と少し厚みのある板を使っています。
私の好きな廃物利用です。
たたらの作り方は粘土を板の厚みに糸や針金で切るだけですが、そのままでは乾燥切れや、焼いたときに切れたり、冷め割れしたりしやすいので,粘土を切るときにベニヤ板一枚分決めてる寸法より厚く切ります。
それを叩いたり,麺棒で転がして所定の厚さまで絞めます。
そうすると割れが圧倒的に少なくなります。
糸で切った表情を出したい場合はもう一枚か二枚ベニヤを増やして、絞めてから糸または針金で切れば、切った表情を出せます。
削りや型を押す場合も厚みを好みで調整します・
必ずたたらを切ってから一度締めます。
そうすれば大きな板皿も切れにくくなります。
写真の手回し轆轤は直径が約60cmほどです。